RDiを使いますが、RPG IIIです。モダンなRPG IV、FF RPGではありません。
よって、ソースコードの長さは従来の80桁です。
ライブラリの作成
最初にライブラリを作成します。ACSでコマンドを実行するか、RDiでコマンドを実行します。
AS400ではライブラリのなかにオブジェクトを作成します。RPG3のプログラム(オブジェクト)はソースファイルをコンパイルして作成します。ソースファイルもオブジェクトです。
ソースファイルの作成
作成したいライブラリを右クリックして、「新規」→「ソース物理ファイル」をクリックします。(プログラムのソースファイルはソース物理ファイルです。ファイルには物理ファイルと論理ファイルがあります。物理ファイルは実際に値が入っているファイルです。論理ファイルは作成済みの物理ファイルを別の見方をするものです。RDBのテーブルとビューの関係です。)
ファイル名に「QRPGSRC」、レコード長に「92」を入力します。テキストは任意です。下に実行するコマンドが表示されます。これを5250画面から実行することと同じです。「次へ」をクリックします。
ファイルに 2 バイト文字セット (DBCS) データを入れるために「IGCデータ」をYesにします。「終了」をクリックします。
コマンドが実行され、QRPGSRCファイルが作成されます。
作成したQRPGSRCの物理ファイル
5250画面でファイル・フィールド記述表示 (DSPFFD)のコマンドを実行します。
DSPFFD SAMPLIB/QRPGSRC
Display File Field Description (DSPFFD)
ファイルに関するフィールド・レベルの情報を表示するコマンドです。画面に表示し、最下部にフィールドレベル情報があります。
このソース物理ファイルのフィールドは3つです。
SRCSEQ・・・行番号 6桁
SRCDAT・・・レコードの更新日付 6桁
SRCDTA・・・本文 80桁
92バイトの固定長の物理ファイルを作成しましたが、そのうちソース本文は80バイトです。古いRPG3はこの80桁のなかにプログラムを記入します。
ライブラリのなかにソースファイルを作成しました。このソースファイルのメンバーにプログラムを記述します。ひとつのソースファイル(物理ファイル)のなかに複数のメンバーを登録できます。
ひとつのメンバーがひとつのプログラムのソースになります。
「RPGプログラムのソースファイル」を作成しましたが、「CLプログラムのソースファイル」や「物理データファイルのソースファイル」も同じようにCRTSRCPFで作成します。
CRTSRCPF FILE(SAMPLIB/QPRGSRC) IGCDTA(*YES) TEXT(‘RPG SCORE’)
CRTSRCPF FILE(SAMPLIB/QDDSSRC) IGCDTA(*YES) TEXT(‘DDS SCORE’)
CRTSRCPF FILE(SAMPLIB/QCLSRC) IGCDTA(*YES) TEXT(‘CL SCORE’)
また、サブシステム:コマンドのなかにある「ソース・ファイルの作成」をダブルクリック、もしくは右クリック→実行からも作成できます。
QRPGSRC物理ファイルの削除
対象のファイルを右クリック→削除します。ファイルを削除するDLTFコマンドが実行されます。
コマンドログ
DLTF FILE(SAMPLIB/QRPGSRC)
SAMPLIBのタイプ*FILEのオブジェクトQRPGSRCが削除された。